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Emu Arizono、Eru Arizono(HAMADARAKA) 鱗粉奇航

今日の唾子 その9:「ツルバルコ アガノコウジ」(ツルバルコ アガノコウジ)

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身長:874mm
フランク王国時代に、唯一残された標本の菌から孵化した、ベニスズメの末裔。
内気で頑固な箱入り娘だが、生まれつきのド派手な毛色の為に不良と間違われ続け、
性格も口も曲がってしまい今に至る。
口の中に歯の様な黒い繊毛と、耳から発光性のピンクと黒の繊毛が何万本と生えて
おり、その毛を調合すると強烈なドラッグが出来上がる為、
ゲルマンマフィアと中国マフィアに密かに目をつけられている。
装いが派手なせいか、お天道様が味方に付き真っ黒な路地裏に赴いても持ち歌を全て歌い終わるだけで終わる。
ポインセチア(花言葉:「聖なる願い」)の花を好み、花嫁修業に従事する17歳。
強烈な青春時代 真っ只中である。
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今日の唾子 その8:「ババラジャズーカ・アングレシャンカル」

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身長:555mm
シバ神に仕える使徒であると謳う、アングレシャンカル。
何を聞いても、
「私は88年後、・・・・最もポップな神になる。」と言う。
身につける物はシバから授かった王冠と自らの髪で編んだ前掛けのみ。
涙の代わりに左目から生えた髪の毛は心を神にささげた証拠であるらしい。
無意識に世俗に未練がある為、手は3本しか持ち合わせておらず
王冠の模様も完全には浮き出ていない。
残る3本の手が完全に現れ、大きく突き出した舌に、太陽が6000回出会うとき、
涙の毛が落ち太陽を覆う黒い雨が降る。
イマダ、信者は一人もイナイ。
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今日の唾子 その7:「ポタレイバコタ・ジェランコ」

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身長:834mm
コロンビアと中国のマフィアのパトロンを持つ、
万物の毛髪を専門に研究している考古学者。♀。
長身のアフリカ系の♂を好む。
水のあるところを好み、常に撥水性の衣服を着用している。
爪を噛んでいる様に見えるが、自分の口の前を通りずぎる風の臭いで
生物がどこに移動しているかを嗅ぎつける。
自らには一本の毛も生えていない為、研究中に集めた毛で、
かつらと鼻飾りを編む、その種類は既に999ピースに及ぶ。
中国の鳳凰に、1mmの隙間も無く集めた毛髪を敷き詰めた毛家を持ち、
旅に疲れると集めた毛を持ち帰り淡々と壁に貼り付ける作業を行う。
そこはとてつもなく美しい。
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今日の唾子 その6:「ダモスクウィー・ハマラスコ」

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身長:16mm
移民。現在NY、ブルックリン在住。
見ての通り、蚊の末裔。
祖先の血が大分薄れているため、血を見ると吐く。
8月の寒い日だけに外出し、タバコを買いあさる。
冬は一切意識がない為、意識のある時期から厚着を好む。
性別問わず、筋肉質の人に寄りかかる癖があり、はにかむととてつもなく愛らしい。
が、肉眼で見れるはにかみでない為に、テルミンの様な音色で苦しい程の物悲しげな
音色を鳴り響かせる。

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今日の唾男 その4:「ヨモウラゴウナ氏」(ヨモウラゴウナシ)

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身長:5215mm
太古の音韻を、一生をかけて歌いあげる元亀。
甲羅を脱いでからまだ60年余りだが、年齢は不明である。
皮膚に象られた亀甲紋は、人間が触れると鼓膜を破る高音が鳴り響き、
人々は声帯を溶かされてしまう。
熱帯アジアのリズムが聞こえると、どこにいようが踊り狂う。
生臭いミントの様な息を吐き、女性を誘うが性器は持ち合わせていない。

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今日の唾子 その5:「桑の実婦人」(クワノミフジン)

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身長:746mm
丸ベリー卿の愛娘。
おおらかな身体からは、この世で嗅げる臭いの部類でも最高峰のかぐわかしい
カビの香りを放つ為、現存するワイナリーから、一年中召喚されている。
生まれてから一日もプライベートな時間を持った事がない為、
人当たりは良いが口から出る言葉は全て避妊に関係する言語のみ。
言葉の語尾に必ず、「jeasus」と付ける癖がある。
身体の至る箇所に、桑の実が生えており爪にのみ生える実を食べ生きている。
雨の音を聴くと、誘いにきた男性の足音と思い込み、爪の実を潰し化粧をする。
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今日の唾男 その3:「ツバルノカザ神子」(ツバルノカザミコ)

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身長:427mm
盲目の幼子、キンモウ一族の未来を託された神子を腹に抱え風とのみ会話する。
さらさらと、肩と手の甲に生えた毛を微量に動かし一度に4422人の声を聞き分ける。
何色もの種類の違う金色の毛は、一本一本が先祖であり、次の生まれ変わりの神子と
この世で22分間のみ出会い、全てを継承した瞬間に生まれ変わりに呑み込まれる。
少しばかり阿呆な顔つきは、キンモウ家の家柄の厳しさを反映したものである。
性病の知識に長けており、雅な間を好む。

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